どんな準備が必要でしょうか。
では、講師業を始めるのに必要な知識をざっくりとご紹介してみますね。
副業で講師を始めるときに押さえておきたいポイント
講師業は、比較的低コストで始められる、副業にはピッタリのビジネスです。
ただ、「企業向け研修講師」として講師業を行う場合、企業との契約行為などが必要になるため、少しハードルが上がります。
そのため、まずは「個人向け講師業」を検討されるのが良いのではないでしょうか。
しかし、いざ始めるとなると、様々な準備が必要です。
例えば、通常講師業を始めるにあたって、必要と考えられる準備は下記の通りです。
- 目的を考える
- 費用を考える
- 申込方法を考える
- 開催日程や時間を考える
- 参加人数を検討する
- 会場を押さえる
- 開催案内(告知)を考える
- 資料を作成する
- 必要なアイテムを検討する
- お問い合わせ窓口を設定し、お問い合わせに対応する
同じ内容のセミナーなら、日程を変えて会場を押さえるだけで大丈夫だったりしますし。
飛行機は離陸するときに一番空気抵抗がかかりますが、一度飛んでしまえばあとはしっかりと修正をするだけで目的地に到着しますよね。
そんな感じで考えてみるとよいかもしれません
目的を考える
まず、そのセミナーを開催する目的を考えてみて下さい。
「何が提供できるのか」、よりもそのセミナーを受講する方は、「何に悩んでいるのか」を考える方が良いと思います。
例えば「相続の相談に乗ります」「年金の相談に乗ります」「キャリアの相談に乗ります」という目的は、ちょっと漠然としていますよね。
それよりも、「相続でご兄弟が争わないために」とか「あなたの年金、いくら貰える?その場で計算します」、「転職を考える前に知っておきたい5つのポイント」といった、受講される方のお悩みにミートした方が、反応は良くなることが一般的です。
目的を考えるということは、同時に受講生として考えられる人をイメージする必要があります。
費用を考える
費用は無料でしょうか、有料でしょうか。
無料ならそれは何のためにやるのか。
赤字でも行うなら、例えばその地域に自分のことを知ってもらいたい、という長い目で見た広告宣伝のケースが多いでしょう。
また、有料なら価格を幾らにするのかを考える必要も出てきます。
一般的な個人向けセミナーの場合、ワンコイン(500円)セミナーから、5,000円程度の料金設定になることが多いのではないでしょうか。
申込方法を考える
申込方法もイメージする受講生によって異なります。
例えば、高年齢者層はPCが使えないことも少なくありません。
そうすると、電話受付やFAXでの受付も検討する必要があります。
逆に、学生であればスマホでスムーズに受付ができるようなシステムが必要でしょう。
全て「受講生」の目線で考えてみて下さい。
開催日程や時間を考える
開催日程や時間も全て受講生目線で考えます。
平日の昼間に参加できるのは?
平日の夜は?
土日は?
あなたがイメージする受講生は、いつが参加しやすいでしょうか。
参加人数を検討する
誰だって、いきなり東京ドーム2DAYSを満席にすることはできませんよね。
まずは10名以下の少人数から始めることをおススメします。
会場を押さえる
会場も、社会福祉協議会や公共施設など、安価で使いやすい会場は抽選や早い者勝ちになっており、簡単に押さえられるとは限りません。
また、商工会議所などのセミナールームも、意外と費用が高額だったりします。
費用だけでなく、
・駅から近い
・エレベーターの有無
・建物としての分かりやすさ
・周辺環境は静かか
・建物はある程度の美観が備わっているか
・靴を脱ぐならスリッパはあるか
こういったことも、結構大事になってきます。
特にエレベーターが無い場合、3階を超えると上り下りがかなり厳しくなりますので、高齢者向けには相応しくないと思います。
会場はしっかりと検討したいですね。
開催案内(告知)を考える
WordやPowerPointを使い、チラシを作ってポスティングをするという方法もあれば、「ペライチ」などを使ってサイトを作ったり、また「こくちーず」や「セミナーズ」等を使用したり…
また、メルマガを使って案内するのか、Twitterを使うのか、Facebookを使うのもアリですよね。
どんな告知を作成し、行うのかを検討しましょう。
・WEB:個人サイト、アメブロ、はてな、ペライチ、こくちーず、セミナーズ等
・SNS:Twitter、Facebook、Instagram、LINE、youtube
・メルマガ
・FAXDM
資料を作成する
レジメやテキストを作成します。
ワークショップなどは比較的分量が少なめのものが多いですが、研修的なセミナーだと、分量が増えます。
また、法律系や資産運用系の場合、内容に誤りがないか、最新の情報を取り入れているかなどのチェックも欠かせません。
必要なアイテムを検討する
会場に備え付けのケースもありますが、一般的に
・マイク
・ホワイトボード
・マーカー
・プロジェクター
・パソコンやタブレット
・案内の掲示
こういった準備が必要になります。
会場に備え付けてあるマーカーなど、インクが切れていることもあるため、自前のマーカーを用意しておく方が無難です。
また、PowerPointを使って講義をされる方は、プロジェクターを使うかどうか、また使うのであれば使い方も把握しておく必要があります。
その他、そのセミナーを録音・録画する場合は録音・録画機材も必要となります。
動画で撮影しておけば、そのままyoutubeにアップロードもでき、ブランディングに役立ちます。
私は基本的に録画ではなく、録音にしていますが、一般的なICレコーダーよりもTASCOMをおススメします。
こればかりは本当に、音が全然違います。
TASCAM (タスカム)/ ピンマイクレコーダー/DR-10L 黒
お問い合わせ窓口を設定し、お問い合わせに対応する
チラシや告知サイトを作っただけでは、受講される方へのサポートは十分ではありません。
受講される方が疑問に感じた点を問い合わせることができる、「お問い合わせ窓口」が必要になります。
その、お問い合わせ窓口をどのように設置するか。
会社員の方の副業の場合、なかなか平日の電話が繋がらないことが多いかと思いますので、お問い合わせはメールをメインにする方が良いのですが、高齢者向けセミナーの場合、電話でのお問い合わせが中心となります。
このお問い合わせの対応も非常に大切ですので、十分検討されることをおススメします。
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