
ただ単に「キャリアコンサルティングをします」と言っても、相談してくれる人なんていないだろうし…
どうしたらよいでしょうか。

そんなときに参考になる「3つの質問」があります。
この3つの質問から考えてみるのはいかがでしょうか。
あなたのキャリアを描く「3つの質問」に答えて、自らの「専門分野」を決める。

あなたが「今から5年以上、夢中になれる分野」は何ですか?
少なくとも、自ら仕事を始めるのなら、5年間は夢中で取り組めることを探す方が良いでしょう。
だって、1年やそこらで飽きてしまうようなことで起業するのは、流石に無謀ですよね。
逆に、10年間夢中で取り組んできたことも、既にあるかもしれません。
例えば、かつての仕事。
経理や給与計算など、とにかく必死で取り組んだことなどがあれば、全部思い出し、書き出してみましょう。

「あなたがサポートしたいのは『どんな人』ですか?」
キャリアコンサルタント、心理カウンセラー、コーチにセラピスト。
全て、「誰かをサポートする」仕事です。
でも、あなたが本当にサポートしたい「誰か」はいったいどんな人(属性)でしょうか。
これは、
・性別
・年齢
・属性(社会人・学生・ニート・ひとり親・ニートの親など、具体的に)
といった情報を、可能な限り具体的にするようにしてみて下さい。
・女性?
・同年代?
・学生?
・リタイヤ世代?
・LGBT?
・都会在住?
・地方在住?
・日本人?
・外国人?
・乳幼児?
・シングルマザー?
・シングルファザー?
・独身?
・既婚?
・社会人?
・ニート?
・介護中?
・育児中?
・相続問題はある?
・ハラスメントはある?
・お金の問題はある?
・勉強の悩みはある?
・子どもについてどう考えている?
・夫婦関係は上手くいっている?
・結婚したい?
・おひとりさま?
このように、「どんな人」をサポートしたいと考えているのかを明らかにしてみましょう。
これを「ペルソナ」分析と言います。

あなたが「サポートしたい誰かは、なぜサポートを求めている」のでしょうか?
2つ目の質問であなたが具体的に思い描いた人は、いったい「なぜサポートを求めている」のでしょうか。
例えば、人口減で若者がいない地域の高齢者には、車が欠かせません。
しかし、車の運転に自信がなくなってきた。
だから、「あなたが代わりに買い物をする」。
こういったニーズはあるはずです。
あなたが、どんな人を対象にサポートをするかを明らかにしたら、次は「あなたがサポートしたい人々は、いったい何に悩んでいるのか」。
これを考えることで、「ニーズにマッチしたサービス」を検討することができます。
まとめ:あなたが夢中になれる分野で、あなたが思い描く人々が、求めているサービスは何か
いかがだったでしょうか。
1.あなたが5年以上夢中になれる分野
2.あなたがサポートしたい人々
3.その人々が求めているサービス
この3つが明らかになれば、それらを掛け合わせることで「あなたが旗を揚げる分野」が明らかになります。
これを、マーケティングの世界では「ポジショニング」と言います。
例えば、今私がパッと思いついたのは
①【コーチング】
×
②【シングルマザーで育児と仕事の両立に悩んでいる30歳】
×
③【とにかく時間が欲しい。散らかった部屋をみると自己嫌悪になる】
=片付けメソッドを用いたシングルマザー対象の時短コーチング
なんてのはいかがでしょうか。
実は、この「ポジショニング」ができないまま、起業しても上手くいかないことが多いんです。
それは、この「ポジショニングした分野」がイコールあなたの「専門分野」になるからです。
「専門分野」の選定が不十分だと、「差別化」が出来ず、価格競争に巻き込まれたり、選ばれなかったり、そしてそもそも興味が持てなかったり…
そんなことにならないように、ぜひじっくりと考えてみて下さいね。
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